2025/06/08

Taiwan Today

文化・社会

番組司会者の張小燕さんに第54回「電視金鐘奨」特別功労賞

2019/08/29
台湾におけるテレビ番組の最高栄誉、第54回「電視金鐘奨」のノミネート作品が発表され、特別功労賞は現在71歳の著名な番組司会者、張小燕さんに贈られることが分かった。写真は左から呉宗憲さん、張小燕さん、賈静雯さん、蕭敬騰さん。(聯合報より)
台湾におけるテレビ番組の最高栄誉、第54回「電視金鐘奨」(ゴールデン・ベル・アワード)のノミネート作品が28日に発表され、今年の「終身成就賞」(特別功労賞)は、5歳でデビューして現在71歳の著名な番組司会者、張小燕さんに贈られることが分かった。
 
特別功労賞の審査委員長を務めたタレントの澎恰恰さんは、張小燕さんが過去に「観てくれる人がいなくなったときが本当の引退だ」と語ったエピソードを紹介すると共に、張さんはステージでの人生を楽しみ、視聴者に奉仕してきたと称えた。そして、張さんは5歳でデビューして以来、テレビから映画、演劇へと活躍を続けてきた、「台湾におけるテレビ史の百科事典だ」と敬意を表した。
 
澎恰恰さんは、「視聴者の張小燕さんに対するイメージは、ユーモアにあふれ、若々しく活発であるほか、前向きな力や温かい人間性を常に伝える人だろう。張さんの司会者ぶりは年代にとらわれず、永遠に歓迎されるスタイルだ」と絶賛。澎恰恰さんはさらに張さんについて、高潔な人格ですでに名声を得ているにもかかわらず後輩の成長を助けるのに余念が無く、若手の才能を喜び、仕事ではチームをまとめ上げる中で自らの理念を示してきたと説明、テレビが輝いていた時代を出演者と裏方をリードして駆け抜け、無数の業界人に影響を与えたとその功績を称えた。
 
一方、今年の「電視金鐘奨」の応募作品は153社からの1,995件。昨年より121件多く、ノミネート争いはかなり熾烈だった。ドラマの『我們与悪的距離(The World Between Us)』は個人と番組で合計14部門にノミネート。ノミネートされたのは最優秀主演女優賞の賈静雯(アリッサ・チア)、最優秀主演男優賞の呉慷仁(ウー・カンレン)、最優秀助演女優賞の曽沛慈 (Pets Tseng)。さらに最優秀助演男優賞には、洪都拉斯、温昇豪(ウェン・シェンハオ)、林哲熹(J.C. Lin)の3人がそろってノミネート、また、最優秀脚本賞、最優秀監督賞にもノミネートされた。
 
1人で2つのノミネートを獲得したのは俳優の温昇豪。ドラマ『双城故事(A Taiwanese Tale of Two Cities)』で最優秀主演男優賞、『我們与悪的距離』では最優秀助演男優賞にノミネートされた。また、同じく俳優の龍劭華が、ドラマ『菜頭梗的滋味(A Taste to Remember)』で最優秀主演男優賞に、『双城故事』では最優秀助演男優賞にノミネートされた。
 
その他、ドラマでは『20之後(Utopia For The 20s)』、『客家劇場-日據時代的十種生存法則(Survive、直訳:客家劇場-日本占領時代を生き抜く十の法則)』、『双城故事』がいずれも6部門でノミネートされたほか、『菜頭梗的滋味』も5部門でノミネート入りした。
 
バラエティ番組部門では、黄子佼、呉宗憲(ジャッキー・ウー)、2人組「浩角翔起」のうち浩子の3人がいずれもバラエティ番組最優秀司会者賞と、クイズ及びリアリティ番組(視聴者参加型番組)最優秀司会者賞の2部門にノミネートされた。また、男性歌手の蕭敬騰(ジャム・シャオ)と林宥嘉(ヨーガ・リン)の2人が初めて、のど自慢番組の『声林之王』でバラエティ番組最優秀司会者賞にノミネートされた。
 
2019年「電視金鐘奨」授賞式典は10月5日夜7時から国父記念館(台湾北部・台北市)で行われる。海外から視聴を希望する人は、三立国際台(SET International )、シンガポールのSTAR HUB、マレーシアのUnifi TVなどで観ることが出来る。インターネットでは全世界の華人に向けた映像プラットフォームのVidol、三立新聞網(SETN.com)、Youtubeの「廣播電視金鐘奨」チャンネル、LINE TODAY、LINE MEなどでライブ中継の視聴が可能。
 
 

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